地域のにほんご教室は

京都にほんごRingsは京都府内で日本語支援をするボランティア団体、個人のネットワークで、2002年に結成され、今年度15周年を迎えました。

 

京都府にはボランティアが日本語支援をしている「にほんご教室」がたくさんあります。

「にほんご教室」には日本語を学ぶ学習者とそれを支援するボランティアがいます。教室は日本語を学ぶ場所でもありますが、おしゃべりの場所、安心できる居場所でもあります。

 

学習者にとっては、日本語という道具で交流する力がつき、不安な気持ちが小さくなり、地域で孤立せずに生活できるようになるのではないかと思います。

 

ボランティアにとっても、日本語再発見になる上に、異文化を知り、多文化共生について考えるチャンスになるなど学びがあるこの活動から得ることは多いです。学習者が地域でどんな生活をして、どんな日本語が必要なのかを知るために観察する力、想像する力、思いやる力が養われるような気がします。

 

教室でのこのような小さな交流が結果的に平穏な市民生活、平和な社会に繋がるというようにとても大きな意味を持つのです。

 

これから外国人住民がさらに増えていく日本の将来を考えると日本語支援ボランティアは試行錯誤し悩みながらも、継続して「経験」を積み重ねて行くべき、大切な活動ではないかと考えています。この「経験」は必ず日本のどこかの誰かのためになると信じています。

 

 

15周年記念イベントではRings加盟団体を中心に京都府内で活動する「にほんご教室」が活動紹介のブースを出します。多くの方々にわたしたちの活動を知っていただき、日本語支援ボランティアへの深い理解が生まれることを心より望んでいます。興味のある方を誘っていただき、ぜひご参加ください。お待ちしています。